借金を繰り返しているうちに、自分がどこにいくら借りているか、何の料金が滞納しているのかがわからなくなってしまったという方が時々いらっしゃいます。
自分の借金の情報は信用情報機関に開示請求することで調査することができます。
有名な信用情報機関としては①CIC②全国銀行協会③JICCなどがあります。
全国銀行協会→https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/
信用情報の開示請求は本人で行うこともできますし、弁護士が調査を代行することもできます。
ただし、すべての借金や料金の滞納が信用情報機関に載っているとは限りません。
例えば、借金が債権回収業者に債権譲渡されてしまっている場合です。
債権回収業者の持っている債権は信用情報機関に登録されません。
元々債権を持っていた金融業者への登録も、譲渡後数年したら保有期限満了で消えることになります。
また、携帯電話の会社に対する料金の滞納は、携帯電話本体の分割払いを滞納した場合は信用情報に載りますが、毎月の通信料を滞納した場合は信用情報に載らないなどの取り扱いの違いがあります。
特に自己破産をする場合などに債権者に漏れがあったりすると、破産しても借金が残ってしまう場合があります。
弁護士に借金の相談をしようと考えている方は、信用情報のチェックの他に、自宅に届いている郵便物に督促状はないかなどをあらかじめ確認の上お問い合わせいただけると、スムーズに相談することができるかと思います。