今回のブログは横文字がたくさん登場します

インターネット通話サービスの「Skype」が令和7年5月にサービス終了するというニュースがありました。



私の世代だと、Skypeで通話しながらネット上の知り合いと一緒にモンハンするのが大学生の嗜みといっていい時代だったので、非常に感慨深いニュースです。



今後マイクロソフト社が提供する個人向けインターネット通話サービスは、「Teams」に集約されるということです。



このTeamsというアプリは、裁判所がオンラインで裁判期日を行う時にも利用されるアプリであり、我々弁護士にとってはすでに馴染みの深いものといえます。



昨今、国と裁判所は裁判のIT化をすすめており、Teamsの利用もIT化の一環といえるでしょう。



この他にも、裁判所はIT化に向けて独自のシステムの開発・利用を推進しています。



そのひとつが「mints」というシステムで、これは今まで郵送やFAXで行っていた民事裁判の書面の提出をオンラインで行えるシステムです。



「民事」の「min」・「提出(teisyutsu)」の「t」、「システム」の「s」を組み合わせて「mints」らしいです。日本の裁判所らしいとてもハイセンスなネーミングだと思いました。



このmintsですが、裁判の原告被告双方に代理人が就いており、かつ、その双方の代理人が利用を希望しないと利用できないこととされており、現状あまり広く利用されてはいないようです。



かくいう私も、mintsを利用する機会はまだ一度もありません。オンラインで書面を提出したければ、普段から裁判期日で使っているTeamの方にアップロードする形が認められているので、現状だとわざわざ別にmintsを使う必要性が感じられないんですよね・・・



さて、裁判所ではさらに「TreeeS」なる新システムの開発も進んでいます。



TreeeS は「Trial e-filing e-case management e-court Systems」の略称で、3つの「e」、つまり「e-filing(電子提出)」「e-case management(電子事件管理)」「e-court(電子法廷)」に対応するシステムという意味合いらしいです。先代のmintsと比べるとネーミングセンスはだいぶハイカラな感じに進化しました。



当初の目標だとこのTreeeSは令和7年にも導入予定ということだったのですが、先日最高裁判所から通知があり、しばらくは引き続きmintsを使うことになったようです。



今後も裁判のIT化の推進は続き、令和8年5月までに、訴状のオンライン提出などさらなる制度改革が予定されています。



弁護士も法律だけ知っていればいいのでなく最低限のITの素養もないといけない時代になってしまったようなので、置いて行かれないように日々勉強したいと思います。